テキストアドベンチャーゲームを作る 1
ゲームブック的なテキストアドベンチャーゲームを作ろうと思い立った僕は、構造も何も考えずにプログラムを書き始めました。
最初に書いたプログラム文はこんな感じです。
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public static void main(String[ ]args)
{
System.out.println("長い旅の果てに、あなたは小さな町の門にたどり着いた。");
System.out.println("門の前には衛兵が1人立っている。");
}
}
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ストーリーはその場で思いつくままに書きました。
これだけ書いてこのプログラムを実行するとどうなるかと言うと、画面にこんな風に文字が表示されます。
最初の1行目はプログラムを実行するための命令文みたいなものなので、実質2行目からが上に書いたプログラムの実行結果となります。
要はテキストを画面に2行表示しただけです。
プログラム文の真ん中へんに
と書いてありますが、「System.out.println(システム・アウト・プリントライン)」というのが文字を出力するコマンドみたいなものです。
そしてその横のカッコの中にダブルクォーテーションで括って文字を書くと、その文字を表示させることができます。
つまりこの「System.out.println」を使い、カッコの中の文字をいろいろ書きかえていけば、とりあえずストーリーが作れるではないか、僕はそう考えました。
ちなみに「public static void main(String[ ]args)~」といったその他の部分に関しては、この時点でもまったく意味を理解していませんでした。が、これらはとりあえず決まり文句のように最初に書くものだということはわかったので、ひとまずはそこまでの理解としました。
ただし一行目の「public class」の横には任意の名前がつけられるようだったので、なんとなくファンタジーRPGっぽいタイトルということで「Raindia」としてみました。「Rain」という言葉の響きが好きだったということ以外に、意味はとくにないです。
Java を始めようと思うけど何がなんだか全然わからん!という方は、試しに「System.out.println」のあとの文章だけを自分の好きな言葉に書き換えて実行してみてください。「おお~出た」って思うと思います。それが第一歩で、あとはそこからちょっとずつ、新しいことを足していけばよいのだと思います。
単なる2行のテキストですが、こんな感じでひとまずテキストアドベンチャーゲームの制作が始まりました。