1976年生まれのプログラミング初心者のゲーム制作日記

ひょんなことからJavaでゲームを作ることになり、その過程を記しています。

ゲームを作りながら学習することに

今回プログラミングを学習しようと思い立ったのはAppを作るためで、ゲームを作るためではありませんでした。

ただプログラミングの基本知識だけを身につければよいといっても、ただ漠然と本を読んだりするだけでは面白くないし、頭にも入らないだろうということで、ゲームを作りながら勉強することにしました。自分が過去に何度かプログラミングを覚えようとしたのはゲームが作りたかったからだし、自分にとってはプログラミング言語=覚えるとゲームが作れるようになるもの、でした。

そこでまず頭に浮かんだのは「テキストアドベンチャーを作ろう!」ということでした。

自分が子供の頃に「ゲームブック」というものがとても流行っていました。紙の本ですが、ストーリーの分岐やサイコロを使った戦闘などもあり、名前の通りゲームをプレイするように本を読むことができるというものです。当時は本屋の本棚にゲームブックコーナーができるほど流行っていて、いろいろな種類のものがありました。

ファミコンのゲームをゲームブック化した青表紙のシリーズがよく売れていた印象がありますが、個人的には「スーパーアドベンチャーゲーム」シリーズという赤表紙の本が好きでした。中でも鈴木直人さんの「ドルアーガの塔」などは非常な名作だったように思います(今やったらどう感じるのかはわかりませんが)。

今思えば当時の子供たちはみんなゲームに飢えていたのだと思います。僕の家もそうでしたが、多くの家庭ではファミコンで遊べる時間が1日30分とか1時間とか制限されていました。でも僕らはもっとゲームがしたかった。そうした欲求ゲームブックで埋めていたのかもしれません。僕は「ダンジョン&ドラゴンズ」や「ドラゴンランス戦記」、「テーブルトークRPG」などをゲームブックを通して初めて知りましたし、そうした意味ではコアなRPG世界に入る入口になったとも言えます。

要はこのゲームブック的なものをJavaで作ってみようと思ったのです。いきなりアクションゲームやグラフィックのあるRPGなどを作るのは難しくても、テキストだけのゲームなら比較的簡単なのではないか、そう思い、僕は基礎学習もそこそこにいきなりゲームを作り始めました。

使うか使わないかわからない知識を闇雲に詰め込むよりも、まずゲームを作り、そこで必要となった知識から順番に覚えていけばいい、そう思ったのです。