1976年生まれのプログラミング初心者のゲーム制作日記

ひょんなことからJavaでゲームを作ることになり、その過程を記しています。

ゲームを作るためにプログラミング言語を学ぶ

2ヶ月前にプログラミング言語の学習を始めました。
 
プログラミング言語はこれまでも何度か覚えたいと思ったことがあって、自分の人生の中で何度かトライしてきたことだったのですが、自分には難しすぎてその度に挫折していました。
 
10代の頃はBASICという言語でゲームを作ろうとして本を購入し、載っていたプログラムを当時持っていたDOS-V PC(ウィンドウズもハードディスクもついてない、フロッピーディスクを使って起動するやつ)に打ち込んだことがありました。
それはシンプルなインベーダーゲームのようなもので、(本に書いてあるとおりにそのまま打ち込んだわけなので)実際にプレイもできたのですが、構造を理解して打ち込んだわけではなかったので、その先はどう発展させていけばよいのかわからず、そこで終わってしまいました。
 

それから少しして今度は「チャイムズクエスト」というソフトを購入しました。これは当時PCで流行り始めていたいわゆる「RPGツクール」の一種で、ソフトにすでに入っているグラフィックやレイアウトを使い、あとは簡単なスクリプトだけ書けばゲームが作れるというものでした。
 
ドット絵などを描くツールも組み込まれていたので、当時のゲーム雑誌や攻略本に載っていた(まだインターネットは家になかった)Mother2やクロノトリガーといったスーパーファミコンのゲームのドット絵写真を研究し、キャラクターやフィールドの木や山などを描いて、数本のゲームを作りました。
作ったゲームを友人たちにやらせたところ、それなりに好評で、「スーファミのグラフィックなみだ」とおそらく褒め言葉(?)であろう言葉をもらったりしました。スーファミのドット絵を丸写しで描いたようなパーツが多かったので当然と言えば当然なのですが。
 
調子に乗った僕はその内の1本を「ログイン」という雑誌のコンテストに送り、いつ受賞の返事が来るのかなと待っていたのですが、当然の如くなんの音沙汰もありませんでした。本当にゲームを作る人はここからさらに高度な領域に入って、ツールを使わずに一から自分でプログラムを書く道に進むのでしょうが、「チャイムズクエスト」のシンプルなスクリプトにも苦戦した自分にはそういう発想が起きず、そこで終わってしまいました。
 
それから数年後、ふと思い立って「C言語」の本を買って勉強しようとしたこともありましたが、数日間本を読んだものの、まったく書いてある内容が理解できず、これもまたすぐ挫折しました。
 
さらに数年後には当時流行っていたJavaという言語を勉強しようとしました。この頃にはインターネット時代に入っていたので、本を買わずにネット上に出ていた解説ページを見ながら「Hello World」というプログラムを打ち込んだりしました。
 
Hello World」プログラムというのは画面上に「Hello World」という言葉を表示させるだけのシンプルなプログラムで、プログラミング学習者が大体最初に学ぶプログラムのようです。ネットに書いてある通りに打ち込み、プログラムを実行すると確かに画面に「Hello World」という文字が表示されました。とはいえそのメカニズムを理解して打ち込んだわけでもなく、プログラミングを構成する不可解な言語の意味もまったく頭に入らず、結局そのあとは何をしたらよいのかわからず、そこで終わってしまいました。
 
それが10年前くらいのことで、もうプログラミング言語はいいや、今後の人生で学ぶことはおそらくないだろうと思いました。
 
ところが38歳になり、あるきっかけから再びJavaを学ぶことになりました。それが2ヶ月前のことです。そして今回ようやく、自分の人生で初めて、プログラムを書くということがどういうことなのか、少しだけ掴めたように思います。
 
この2ヶ月の間に、これまで常に弾き返されていた最初の壁を越え、そのあともいくつかの壁を越えることができました。とはいえこれまでの経験から、いつまた挫折の壁に当たってもおかしくないと自分を戒めてはいますが…
 
この2ヶ月の間に多くのソースから多くの情報を集め、それを自分なりに整理しておきたかったのと、初心者的な視点が薄れないうちに自分の学習過程をなんらかの形で記録しておきたいと思ったことからブログという形で書いてみることにしました。
 
どこにたどり着くのかまったくわかりませんが、面白い旅になることを期待しつつ、行けるところまで行ってみようと思います。